今年もよろしくお願いします
今年の年賀状イメージです。新○ニューイヤーボトルの図案丸パクではありません(笑)。
昨年末はあまりブログ更新ができませんでしたが、
今年はもう少しマメに日本酒の魅力を少しでも広められるような
内容にしていきたいと思います。
と言っても完全に個人の呑み記録ですが。
「稲毛屋」で鰻三昧のクリスマス男子会
前回の「稲毛屋」昼呑みからわずか2日後、以前から「稲毛屋」に行きたいとおっしゃっていた方と共に晩酌をすることに。ちょうど「而今 にごりざけ生」がチキンロールとポテサラのクリスマスセットとして提供されていたこともあり男だらけのプチクリスマス会が開催されることになった。
男同士で、日本酒で、鰻三昧で。そんなクリスマスがあってもいいじゃないか(笑)。
急遽来年用のクリスマスセットの写真も撮ることになり、あり合わせの撮影セット(と言ってもサブ照明しかなかったけど)でなんとなくそれなりな感じのショットになったと自画自賛。
乾杯酒は先日いただきわずかに残っていた「十四代 龍月」。
撮影のギャラ的なものか(笑)。口開けよりも程よい苦味が加わりいい感じの味わいに。
横の箱は「新政 X-type」のクリスマス特別バージョン、その名も「X-mas type」。
こちらは昨年のバージョンと後で呑み比べることに。
次なる酒は群馬の銘酒「流輝 純米吟醸 初搾りおりがらみ生」。
そして栃木「大那 特別純米 東条産山田錦」。こちらは「泉屋」頒布会SP版。
お一人様一杯限りであるが280円で呑める「日替わり地酒」、この日は「燦然 雄町」。
「新政 X-mas type」もいただく。
スペックが微妙に違うものの非常に貴重な呑み比べ。
個人的には1年熟成された2015年版が好み。
「而今」も無濾過生とおりがらみ生とで呑み比べ。
「風の森」の酒販店SP版も再びいただく。
今回は鰻を満喫したいという意向で鰻三昧なセレクトに。
小骨の佃煮は酒呑みのマストアイテム。酒が進む進む。
鰻串も外せない。肝とレバーはタレでいただくのがオススメ。
小骨とヒレは香ばしさ重視の塩で。
うざくの旨さは大人になってから知った。
肝わさも肴に欠かせないアイテム。
ただし鰻肴はいつもあるわけではないので予約がオススメ。
炭水化物の摂取が気になるおっさん男子(笑)たちはひたすら鰻と酒のみで攻める。
〆も全員鰻重よりも蒲焼をチョイス。
今年も無事クリスマスを迎えられたことに感謝。
久々の「稲毛屋」で昼酒を堪能
久々の「稲毛屋」エントリーと思ったが前回も「稲毛屋」だった(笑)。
そして次のエントリーも「稲毛屋」であると予告しておこう。
頻繁に通っているみたいであるが今年後半の日本酒の会へは「土用の丑の日SP」以降参加出来ないでいる。
そのため通常営業時に頻繁に訪れたいと思っていながら実現できなかった。
ただ気づいたらもう12月、毎週火曜日(お酒の会のある日は除く)の十四代の日、
ランチなら無理矢理行ける、とのことで強行昼酒ランチを堪能してきた。
今回の十四代の日の酒は「龍月」。
最高の品質と言われる吉川産山田錦を40%まで磨き氷温熟成させた斗瓶囲いの純米大吟醸の生詰。それをお店でさらに2年寝かせたものをいただく。
定価で1万ちょいと高価でもあるが一般人ではまず入手が出来ない。
そんな希少なお酒を一杯(90ml)800円でいただける。ありがたい。
フルーティー系の華やかな酒として人気急上昇の埼玉銘酒「花陽浴(はなあび)」の生にごり酒も
入荷していたのでそれもいただく。
甘さ控えめ、ガス感と苦味が舌に心地よい刺激を与えてくれる。
女将からの差し入れ。こういうシンプルな肴が嬉しい。
せっかくなので鰻串も昼から堪能してしまう。
肝の苦味が日本酒によく合う。
パリッとした食感が大好物なヒレは塩で。
これまた酒に合う。
またまた入荷したての酒をいただく。
奈良県「風の森」の酒販店SPバージョンをいただく。
奈良県産キヌヒカリを60%磨いた酒の中取り。
少し硬い感じもするがフレッシュ&ジューシーテイストは「風の森」らしさ満載。
久々の鰻はランチ丼ではなくうな重にしてみた。
一番安価な梅ながらも大満足のランチ。
この日は昼間から酒を楽しむ客が俺以外誰もいなかったため3本ともすべて口開け。
贅沢しすぎてすみません。
11月1日は焼酎の日。なので「稲毛屋」に日本酒を呑みに行く。
11月1日は焼酎の日である、らしい。
行きつけの「稲毛屋」でもささやかなイベントが開催されていたので
日本酒好き仲間を誘い訪れてみた。
本命は毎週火曜日のみ提供される「十四代 播州愛山」の他に、
「飛露喜」と「而今」の愛山も同時に呑める「愛山呑み比べ祭」であるが。
まずは日替わり地酒(280円)からスタート。この日は栃木の銘酒
「姿 純米吟醸 生原酒“Black Impact”」をいただく。
クリアでバランスいい味わいはさすが!
愛山呑み比べでS級銘柄を一気に呑み比べ。
やはり「十四代」が頭一つ抜けたバランス感覚。そして「而今」。
「飛露喜」は…愛山という米にあまり思い入れがないのか?
そう感じるほど他の酒と比べると味にパンチがない。
もちろんどれも十分旨いのだが呑み比べると色々見えてくるものもある。
写真はブレてしまったが「川中島 幻舞」も愛山があったのでこちらもオーダー。
同じく来期から大注目の銘柄「阿武の鶴 純米吟醸」の生酒バージョン。
1,086本しかない貴重なもの。このクラシカルなラベルと味とのギャップ萌え。
「新政」の鑑評会金賞受賞酒もこの日入荷したから呑んじゃうよ〜。
お値段一杯(90ml)で980円!
新酒からさらに値段上がったりでもう気軽に「新政」買えないよね。
肴も楽しむ。まずは鰻串のレバーと肝をタレで。
みんな大好物ヒレと小骨は塩で。
鳥串はお任せ盛りがお得!
燻し銀のアイテム・わさび漬け。
濃厚ネットリ系・山うに豆腐。
クリームチーズとの組み合わせを考えた人偉い!ないぶりがっこ。
最後にせっかく焼酎の日なのでこの日お店で出されたスペシャルな二品をいただく。
もちろんストレートで。
「森伊蔵」は焼酎ブーム直前まではよく呑んでいた。
どちらかというと「魔王」派ではあったが。
それ以来10年ぶりぐらいにいただく。
やはり香りが素晴らしい。美しくフルーティー。
芋焼酎独特の匂いがダメ、って方にこそオススメしたい。
そして味わいもまろやか。やはりまだ根強い人気があるのも
仕方ないと思える味わい。文句なしに美味い!
一方の「萬膳」は比べてしまうとどうしても香りも味わいも弱い。
そこで「稲毛屋」の日本酒ソムリエながらも実は九州出身で焼酎の方が詳しい
という謎の経歴を持つ●栗嬢に「萬膳」の持つ魅力を最大限に引き出す
飲み方を教えてもらった。それがお湯割。
しかも改めて正しいお湯割の方法を教えてもらう。
最初に焼酎を入れてはダメらしい。お湯に焼酎。これ常識(←知らなかった・笑)
早速「萬膳」お湯割をいただく。
シュっとした小栗旬が急にモリモリマッチョでダンディーな西島秀俊に変身したかのよう!
(なんちゅー例えだ・笑)
基本的に醸造酒派(ビール・ワイン・日本酒)な俺だが
蒸留酒もまたマニアな世界が広がっていて楽しい。
焼酎の日を満喫した我々であった。
第79回多摩独酌会の想ひ出
今回は色々とやらかしてしまった多摩独酌会。
1年に2回開催されるのだがここ2年ぐらいは毎年参加している。
それゆえ酒呑みの知り合いも多く見る。
今回のやらかしはすでにエントリー済みだったフルーツマラソンと
同日開催と知らずこちらもエントリーしてしまったこと。
フルーツマラソンとは山梨の勝沼で行われるマラソン大会なのだが
ネーミングの可愛さとは裏腹に結構エグいアップダウンの激しいコースが
特徴でありゴール後に勝沼のぶどうと白ワインが呑み放題という素晴らしい
大会なのである。結局そっちも酒がらみかよ、という突っ込みは歓迎。
参加賞ももちろん勝沼産ワインである。
もう少し補足するとこの大会には「大菩薩コース」という超ドM級のコースがあり
富士山の五合目ぐらいまでの高度を残り7kmで一気に駆け上がる。
何も知らない俺は最初にこれにエントリーして酷い目にあったのは今ではいい思い出だ。
そんなことがありながらどうしてこちらを選んだかはやはりワインと日本酒を天秤にかけて
しまったら日本酒が勝ってしまう。勝沼の皆様すみません。来年は多分参加します。
乾杯酒は秋田の両関酒造がプロデュースする「花邑(はなむら)」からスタート。
山形「十四代」の高木顕統さん技術指導のもとプロデュースされた貴重な銘柄。
なかなか流通しておらずこういう場所でしかお目にかかれない。
「両関」「翠玉」も旨いがやはり比較してしまうと1段ぐらい旨さのレイヤーが違う。
「花邑」以外の銘柄もスペックアップしてもらいたい。
そしてもう少し買いやすく(笑)。
時系列的には「肉と日本酒お台場出張版 鶴齢×松の寿」よりも前になるため
今度参加しますよろしく、的な挨拶をした「松の寿」ブース。
珍しく夫婦揃っての参加。仕込み直前にもかかわらずご参加ありがとうございます。
福島「奈良萬」の東海林伸夫さん。毎回違う腕時計をしているのを俺は見逃さない。
一体いくつコレクションしているのだろうか。今度聞いてみよう。
手に持ってもらった酒は今年から扱い始めた「酒未来」。
こちらも山形「十四代」がらみの酒米である。
今回多摩独酌会初参加となる山形「米鶴」。これの燗が旨かった。
(この辺りからすでにペースが乱れはじめる)
唯一東京からの参加となる豊島屋酒造「屋守(おくのかみ)」。
ルビないと読めないよね、な銘柄。
つい最近行われた「豊島屋フェスタ」には体調不良で参加できず。
来年こそは是非!
最近グイグイきてると俺の中でもっぱら評判である岩手の「赤武(あかぶ)」。
爽快なほどに切れる後味がたまらない。
ブース横にあった鱈かまに炒り胡麻を挟んだ「ごま物語」という珍味との相性が抜群。
うめ〜うめ〜いいながらダラダラ5分ぐらいブース前を占領していた。
(これが決定打となり以後の記憶が曖昧)
NEXT5から唯一参加してくれたのが秋田「一白水成」。
渡邉康衛さん自ら対応。
手に持っていただいたのは試験的に作った「短稈渡船 純米吟醸」。
短稈渡船とは山田錦のお父さん。かなりの旨さに市販化はないのか
たずねたところ米の量を確保できないから今のところ市販化は考えていないとのこと。
毎度おなじみ愛媛「伊予賀儀屋」のイケメン蔵元首藤さん。
なんか色々話をしていた気がする。
(もうこの辺り完全に記憶喪失)
恒例の「十四代」はどれだ!はほぼ2択に絞ってくれた友人答えを参考にその2銘柄だけ
飲んでみた。そしてそこからは自分で結論を出し回答。だが間違っていた(笑)。
だがこの友人は非常にいいところをついていた。『16』か『24』と教えられ
よりスッキリとした『24』を選んだ俺。正解は『16』。
ただし『24』「星自慢」は3番人気。一番人気は今回初登場の「赤武」。
俺の記憶も吹っ飛ばした恐ろしいやつ。今後に期待したい。
見事『16』を当てた友人は最後のじゃんけんで敗れ『十四代を買える権利』を逃したらしい。
そして散会後、恒例の「餃子の満州」でやたら写真を撮っていたようだ。
ただしそのあたりの記憶が一切ない。
久々に大きなプロジェクトを終えた後初のイベント参加だったため気が緩んでしまったのかもしれない。
いや絶対に「赤武」が旨かったせいだ。そういうことにしておこう(笑)。
記憶はないもののアホみたいに写真だけは撮っていたようである。
幸い変なものは撮ってなかったので安心(笑)。
最後の一枚は謎写真の中から奇跡のような一枚。
おそらく駅のホームに差し込む夕日が素晴らしく美しかったため撮ったと思われる。
酒は呑んでも呑まれるな。
酒は呑んでも呑まれるな。
大切なことなので二度書きましたよ。
鈴木三河屋“酒サミット”に参加してきた!
先月の話になるが鈴木三河屋で開催されていたゼミナールの
総集編として鈴木三河屋代表銘柄のブラインドの利き酒を
しようという企画が行われた。
会場はおなじみ新宿御苑前の“元祖”「日本酒セルフ飲み放題 やまちゃん」。
近年このビジネスモデルを安易に模倣する業者に心痛めているやまちゃんは
来年2月でこの店を閉め、再度違う土地で新しいことを始めるという。
詳細は教えてくれなかったが新天地でもやまちゃんスマイル全開で頑張ってほしい。
今回は20種類ぐらいある鈴木三河屋代表銘柄から鈴木三河屋の羅針盤である
「貴 特別純米」と今回のゲストである菊の里酒造「大那」を当てるという企画。
これが簡単なようで難しかった。
今回のスペシャルゲスト・菊の里酒造の阿久津信氏。
造りがちょうど始まる大変な時期に来ていただいた。
貴重なお話もいっぱい聞けてよかった〜。
ブラインドテスト、結局当てることはできなかったが「花巴 水酛」や「三芳菊」「仙禽」辺りは
すぐにわかった。「王祿」も特徴ある味わいだからすぐわかったかな。
意外と難しいものだね。自分が好きか嫌いかはすぐにわかるけど。
やはり「而今」や「飛露喜」、「寫楽」辺りは旨いとチェックしてた。
日本酒をさらに美味しく楽しめるようにとこの日のために赤坂「創や」さんが特別なお弁当を
用意してくれていた。
これがどれも美味しく日本酒がさらに進んだ。
あとはひたすら飲むだけ(笑)。
仕込水は「王祿」黄金井戸水。すでに水からして旨い。
そして自分の中の永遠のスタンダード「而今 特別純米」。やはり自分の原点はこれかな。
基本的にはやまちゃんのシステムを踏襲しているのでスペシャルな酒も1杯だけいただける。
こちらは「十四代」の白鶴錦と酒未来。写真に撮っただけ(笑)。
自分は普段絶対選ばないだろうというこのをセレクトしてみた。
「超濃厚ジャージーヨーグルト酒」。伯楽星・愛宕の松で有名な新澤醸造店のお酒。
これがまた旨い!アルコール度が低いこともありゴクゴクいける。
さらにスペシャルな酒をいただける権利をいただき、セレクトしたのが「仙禽 ナチュール」。
俺は今回新たな技を身につけた。人が選んだスペシャルな酒を少しいただくという作戦(笑)。
見事「新政 No.6 R-type Essence」もいただいた。やはり旨いね。
「十四代 本丸」もいただくことができた。
俺のせこい酒スティールにご協力いただき感謝。もうしません。
最後の〆「大那」阿久津さんの音頭でおなじみ?「1、2、3、大那ーーーー!」ってやつを全員で。
やまちゃんのブレ加減が躍動感あってお気に入りの一枚(笑)。
阿久津さん、やまちゃん、鈴木社長の3ショット。
あっという間の楽しい宴。
呑んだな〜(笑)。
賢人と行く武蔵小山ではしご酒ツアーに参加【後編】
賢人・森一起氏と行く武蔵小山はしご酒ツアー後編。
「佐一」から次の店へと移動する一行。
昔ながらの飲み屋もあれば今時なシャレオツなイタリアンバル的な店もある。
本当様々な飲み屋があって見てるだけでも楽しい。
次引っ越すなら武蔵小山だな(笑)。
ネーミングが気になった「本田飲食堂」もイタリアンのお店。
この界隈は再開発エリア真横でギリギリ免れたエリア。
この辺りはまだ昔ながらのムサコを感じられる飲み屋があるらしい。
2軒目はそのエリアにある人気店「丸佐長平」。
外に溢れるお客。そのほとんどと知り合いの賢人。
その中には東京自由人・小西康隆氏もいらっしゃった。
(ピチカートファイブの小西康陽氏の弟)
店内も立ち飲みスタイルで非常に活気がある。
我々はその二階を貸し切り・・・ってかこれ完全に誰か友達の家状態。
ガラステーブル下の雑誌が昭和感を醸し出している。
そして謎のカイロ(笑)。
だがなぜか非常にくつろげる空間であった。
完全にお任せスタイルは継続。こちらの店は酒もセルフ状態。
そしてやはりキンミヤ焼酎と緑茶割りのスタイル。
茶色の肴から始まり
ヘルシーな野菜や
焼きガニまで!やはりカニは人を無言にさせる。
生肉に見えるが鮪の切り身。油の乗った部分をいただく。
そして鮑&肝。
前の店が「佐一」と知った店主がならばこちらは素材で勝負!
とセレクトしてくれた渾身の一皿である。
もちろん超絶美味であった。
今回参加したメンバーも非常に個性豊かでスニーカー収集が趣味の彼は
このシュールな写真をインスタにアップしていた(笑)。
この店は佐渡出身のオーナーがやっているとのことで「北雪」を中心に
日本酒も取り揃えているとの情報を入手。早速下でいただく。
佐渡の銘酒「拓(ひらく)純米」をいただいた。
この日唯一の日本酒。身体に染み渡る旨さを体感した。
本来のツアーはここでお開きとなったが、俄然テンション高まった俺は
森さんに同行して3軒目「いちりん」へ小西さんとも一緒に入店。
見た目完全にスナックだがここは常連さんに〝深夜食堂〟と親しまれている飲み屋。
1,000円あれば十分呑み食い出来るところらしい。素晴らしい。
もちろんカラオケなどもあり森さん含めたご常連はカラオケで盛り上がる。
そしてみんな歌が上手い。
ここの一押しはホットサンドなのだが写真撮り忘れた。
代わりにカレーのルウだけで酒を呑むのが森さんの定番らしいのでそちらを撮影。
そんな感じで武蔵小山のディープな夜の片鱗を体感。
その他の気になる店も含め再度訪れてみたいと思った。
賢人と行く武蔵小山ではしご酒ツアーに参加【前編】
『ムサコ』と聞いて都内近郊に住む方はどこを思い浮かべるだろうか。
俺の住む場所に近い『ムサコ』武蔵小杉は交通の便の良さもあってか最近アホみたいに
タワーマンションが建っているちょっとしたバブルエリアである。
トライアスロン関連でお世話になっている武蔵小金井も『ムサコ』である。
こちらも最近駅南側が綺麗になってかつての垢抜けないイメージから脱しようとしている。
今回紹介したいもう一つの『ムサコ』武蔵小山も再開発の波が押し寄せようとしていた。
伝説となってしまった飲兵衛の聖地『りゅえる』が完全消滅。
そこにあった名店は近郊に店を構え、新たな伝説を築こうとしている。
そんな新陳代謝激しいスポット・武蔵小山を賢人に案内してもらうという企画に参加したよ、的なエントリー。
ただし日本酒率が極めて低いので今回は番外編的な扱い。
やはりこの手の呑み屋にはキンミヤ焼酎が似合う。
武蔵小山には何度か来たことはあるが呑みに来たのはおそらく初めて。
この界隈には日本酒の聖地「酒縁川島」や「穂のか」があるにもかかわらずだ(笑)。
しかも通勤路として通過しているにもかかわらずだ(笑)。
【溝の口〜大岡山〜目黒〜溜池山王】
今回そんなムサコ初心者を案内してくれたのは森一起さん。
ライター/作詞家/ミュージシャンという肩書きながらも毎日のように
呑み歩いているという俺が目標としている自由人な方である。
初めてお会いしたのだがとても気さくで面白い方で結局3軒目までついて行ってしまった。
まずは簡単に街案内をしてもらう。
この界隈の核となる「武蔵小山商店街 パルム」の紹介。
かつては東洋一長いアーケード商店街として話題を集めていた。
今でも毎日のようにテレビロケが行われている。
とにかく活気がある。近くにもこれまた有名な戸越銀座商店街があり、
買い物や呑み食いにはまず困らないエリアであろう。
臨時休業のため、この日はお店案内のみだった「牛太郎」。
『働く人の酒場』というキャッチコピーが秀逸である。
こちらもかなりの有名店「もつ焼き 豚星」。
お店は綺麗で新しいが安くて美味い。
『りゅえる』移転店は今ならそんなメリットがある。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのご存知「晩杯屋」。その本店(仮店舗)が武蔵小山にある。
現在再開発中のビルにかなりド派手に再移転するみたいである。
その近くに最近出来た「東京MEAT酒場」。
日本一美味しいと自負するミートソースをぜひ味わってみたい。
こちらも『りゅえる』移転組の名店「鳥勇」。
この界隈はどの飲食店も賑わっていた。
街に活気があるとこちらのテンションも上がる。
さらに進むと2大とんかつの名店があると案内された。
「もち豚とんかつ たいよう」はとにかく味で勝負な名店。
そのすぐ近くの「さんきち」は価格とボリュームで勝負の名店。
それぞれ特徴がありムサコ住民はうまく使い分けているようだ。
どちらもぜひ訪れてみたい。
最初の一軒目は「たいよう」のすぐ横にある「佐一」。
外観がおしゃれすぎて『あれ、ちょっとお高めな店?』と思うが
かなりリーズナブルな価格で呑み食いできる。
ただし元鮨職人の大将が紡ぐ肴は絶品。
こちらも『りゅえる』移転組。どうりで店が綺麗なわけだ。
飲み物は今回賢人たちに合わせ、ほぼ緑茶割りで通した。
結果健康的に呑めたような気がする。
肴はすべて賢人おまかせセレクト。特に絶品の品をチョイスしてもらった。
まずはあん肝からのスタート。
なめろうは絶品。海苔で巻いて食べるスタイル。
茹でタコは柔らかく美味。塩でいただくとその甘さがより際立つ。
鰯の海苔巻き的な品。
〆鯖としま鯵だったかな?酢の加減が絶妙で美味い!
刺身3点盛り。
牛モツ煮込みも美味しかった。
わさび干瓢巻きと卵焼きまで美味しくいただいた。
結構な量いただき満足。
改めて一人で再訪したいと思った名店。
今度は日本酒軸にしっぽり呑みたいな〜。
普段全く接点のない方とのひと時もまたいい刺激になる。
さらなるディープな武蔵小山を求めて次の店へと向かう。
(つづく)
晩酌ダイジェスト2016.10
あいかわらず過去のエントリーが多いこのブログ。
晩酌ネタもダイジェスト版で簡潔に。
いいことがあった時は「而今」を開封するようにしている。
この日もややいいことがあったため「而今 特別純米 にごりざけ生」を開封。
富山県産五百万石のみを使用した軽やかな味わい。
にごり独特の甘味を含みながらも後味さっぱり。このアレンジは見事。
ほぼ一年前の酒ながらもこのフレッシュ感は素晴らしい。
「而今」はやはり而今グラスでいただく。
こんないい酒を独り占め出来るのも自宅呑みの醍醐味。
この時期はビールも新製品ラッシュでチェックに忙しい。
濃厚な味わいの「秋味」は毎年楽しみにしている。
今年から?さらに「秋味 堪能」というのも発見したので試してみた。
両者の違いは比較するとよくわかる。
「秋味 堪能」の方が全体的によりグラマラスでリッチな味わい。
というわけで近所のコンビニからなくなるまではこの瓶ばかり購入してた俺。
ヱビスビールもいつの間にか種類が増えてた。
定番「琥珀ヱビス」だけでなく「ヱビス マイスター 匠の逸品」なるものも登場。
プレミアムビールのさらに最高峰ってだけで凄い感がにじみ出ている。
こちらも定番と呑み比べてしまうとダメだね。圧倒的に旨い。
ただし「琥珀ヱビス」ぐらいがバランス的にいいかな?と思ってしまう。
新潟土産もガンガン呑む。
「高千代 純米大吟醸 無調整生原酒」は期待を裏切らない安定した味わい。
とにかく濃厚で香りも旨味もパワフル。
それに比べて「長者盛 純米吟醸 越淡麗 原酒」は最初「あれ、さっぱりしてる?」と
錯覚してしまうようなライトテイストに感じた。
ただし呑み進めるたびにジワジワ旨味が染み渡る。
呑めば呑むほど味わい深いいぶし銀の味わい。
「群馬泉 淡緑(うすみどり)生酒本生」はまた特別の味わい。
ただでさえ少ない「群馬泉 淡緑」の生酒本生バージョン。
「鈴木三河屋」の頒布会で頂いた味わいが忘れられないという
コメントを写真コンテストに添えたところ、特別に譲っていただけることになった。
まさかのおかわり「淡緑 生」。
燗冷様々な温度帯でじっくり頂いた。
酒造好適米・若水を山廃で仕込んだ逸品。ものすごく奥深い味わいがたまらない。
本醸造の値段と味わいのバランスこそ最高と思っているが、
こちらのプレミアムな純米吟醸もまたよいものなり。
今注目の蔵5傑は何?と聞かれたら確実に入れるであろう山形の銘酒「栄光冨士」。
そこから一年に一度だけ出荷される超限定の「闇鳴秋水(やみなりしゅうすい)」。
どこか厨二病っぽいネーミングがかっこいい。
暗闇の中でも、目を閉じていても、その旨味が口いっぱいに響き渡たるという意味らしい。
山形県産出羽の里を38%まで磨きながらも一升瓶で3,240円という超破格値。
こんな安くて旨いって…最高じゃねーか!!
「十四代 本丸」は買えないけどこちらならまだ頑張れば買える。
来年もぜひ入手したい。
福島銘酒「寫樂」も播州産の愛山と山田錦とで呑み比べ。
愛山は一升瓶でじっくりたっぷり味わう。
山田錦もいいけどやはり愛山もいいね。
でも個人的に「寫樂」は赤磐雄町が一番だとも思っている。
今年も買えなかったけどね(笑)。
稲毛屋SPイベント「十四代 白雲去来を味わう会」に参加
稲毛屋で行われたスペシャルイベントに招待されたので行ってきたというエントリー。
多忙ゆえお酒の会も「土用の丑の日SP」以降行けていないにもかかわらず
かろうじて参加することができた。
山形の「十四代」は定価での入手が困難なことで有名である。
取扱してる酒屋と仲良くなる、抽選、抱き合わせ販売、プレ値での購入など
いろいろ方法はあるが、機会があれば是非呑んでみたいと思う銘柄である。
「十四代」と言っても色々な種類があり一升2,000円の「本丸」から
四合瓶15,000円程度の「龍泉」まで様々なラインナップがある。
今回はそのフラッグシップである「龍泉」と今年から新しく出た「白雲去来」という
銘柄を呑み比べてみよう、という趣旨の会である。
それ以外にも珍しい酒なども取り揃えての飲み比べ会。
【今回の酒ラインナップ】
「十四代 白雲去来 純米大吟醸」
「十四代 龍泉 純米大吟醸」
「而今 純米吟醸 東条山田錦」
「而今 純米吟醸 吉川山田錦」
「而今 純米吟醸 名張山田錦」
「菊正宗 百黙 純米大吟醸」
「射美 WHITE」
「田酒 純米吟醸 雄町」
「つきよしの 大吟醸 山田錦」
仕込み水:「つきよしの」提供
「十四代」の最高ランク呑み比べ以外にも「而今」の山田錦を産地で呑み比べ、
関東圏では売られていない「菊正宗」の新銘柄、今年限りの「田酒」チャレンジ酒、
「射美」や「つきよしの」といった豪華な顔ぶれである。
「十四代」の「白雲去来」と「龍泉」の違いを簡単に紹介。
「龍泉」が兵庫県特A地区産の山田錦のみを使用、それを35%磨いた極上の逸品。
「白雲去来」は兵庫県特A地区産の山田錦と愛山を使用。それぞれ35%、40%磨いた酒。
両方とも極上で繊細な旨味、すっきりとした味わいで大変綺麗な味わい。
わずかに「白雲去来」の方が甘味が強く感じたかな?
正直各一杯だけじゃよくわからないが貴重な酒を丁寧に味わった。
「而今」も産地違いで呑み比べ。
「名張」は少し甘めで安定の而今テイスト。
吉川はそれをより洗練された味わいに昇華させた感じか。
東条はより旨味・酸味などのバランスが整った上品さを感じた。
どれも旨いがベストバランスは吉川山田錦を使用したものか。
スペシャル企画ゆえに肴も気合が入っている。
前菜は小骨の佃煮、枝豆2種、板わさ、卵焼き、ひげにんにくの素揚げ。
ひげにんにくは根と根も含めまるごと食べられるのだが、これがうまい!
今度晩酌用に買ってみよう。
米沢牛たたき。これだけでも満足できる。
玉こんにゃく。
合鴨焼鳥。
信州サーモンサラダ。
鰻白焼き。
里芋煮物。
「つきよしの」は杜氏はアル添に失敗したものゆえ常温で半年ほど寝かした逸品。
結果程よい“辛口”大吟醸に仕上がった。これをお燗でいただくと酸味の角が取れ
旨味がグッと広がる。煮物との相性抜群!
稲毛屋の女将秘伝のぬか漬けを存分に味わえるお新香。
これがまた旨い!
〆はやはり鰻丼。スペシャル会は鰻料理が2品。
いい酒と旨い肴。最高のひと時。
参加者の誕生日が近いとのことでお祝いも。
休日の昼間にのんびり楽しめるスペシャルな呑み会。
またお声がかかれば参加したい。