麦酒庵で暑気払い
前回の時にはドタキャン食らって急遽他の酒好き女子を誘い(全額奢り)なんとか「麦酒庵」初デビューを果たした俺。
今回は当初一緒に行く予定だった方と再訪する機会が訪れた。
しかしやはり仕事が多忙ゆえ30分ほど遅刻。
その間一人で入店、軽く「ナギサビール」を一杯。本を読みながらしばし待つ。
つまみも頼まないとということで「豚タンの味噌漬け」なるものをチョイス。
旨かった〜。
無事友人とも合流し、最初の日本酒一杯目は「山城屋 純米吟醸 越淡麗」からスタート。
新潟の酒が好きと伝えたらこれが出てきた。
好みの伝え方で出てくる酒が変わるシステム。指名制度ではないところが難しい。
今回も水田さんを色々悩ますべく毎回違う変化球なオーダーをしてみた。
確かオイスターフライの小さいやつ。
続いて真牡蠣と岩牡蠣をそれぞれオススメのやつをチョイスしてもらう。
水田さんが「牡蠣とのペアリングはこれしかない!」と他の客にも豪語していた酒をいただく。
「大治郎 山田錦 純米生酒」。生酛純米生酒で酒米は山田錦と渡船六号の掛け合わせ。
確かにこれが実に合う!牡蠣を食べた後に「大治郎」を呑むと牡蠣の旨味が再び口の中に広がる。
酒の旨味も膨らみ相乗効果抜群。さすがガチプロが豪語するだけあるわ。
牡蠣が2ピースあるので他にもオススメあるか伺ったところ迷いに迷い出されたのが「寿喜心(すきごころ)」。
雄町純米生原酒である。
相手には「十六代九郎右衛門 純米吟醸 愛山 ver.春」が出された。
こちらも無濾過生原酒ではあるが完全にスイーツな味わいだった。
次に暑い夏にふさわしい低アルで爽やかでポップなシュワシュワした感じのやつ、
と相変わらず無茶振りしてみたら出されたのが「風の森 ALPHA TYPE1 夏のALPHA」。
ああ、こういうオーダーしたら「風の森」になるのね、と学ぶ(笑)。
ボードに本日のオススメ的なメニューがあったので早速「生しらす」をオーダー。
この苦味がまたいいよね。
相方には「作(ざく)PROTOTYPE(Code Name “N”)」が出されていた。
前回オーダーできなかった熱燗もオーダーしてみる。
「王祿」みたいなのが好きと言ったら出てきたのが「悦凱陣 純米酒 オオセト仕込 無濾過生」。
ある意味定番ではあるが間違いない。
そして相方には「十字旭日(じゅうじあさひ)純米原酒 生酛 改良雄町」。
こちらもどっしりした味わい。
それらを最高の燗にしていただく。燗戻ししてくれたり、水足したり。
水田ワールド全開である。
それぞれ〆の一杯は「雨後の月 純米吟醸 Black Moon」と「羽根屋 純米大吟醸50 翼」。「雨後の月」は赤磐雄町100%使用50%精米のやつ。
いろいろ話していて食べ物とのペアリングも追求していかないとダメとか
ワインのような、的なオーダーは水田さん詳しすぎて無効であること、
そして最近お気に入りの「花ゆず」にも水田さんよく通われるそうで
俺が女将と思っていた方はただの酒好きな従業員であることも発覚。
さすがいろいろ知ってらっしゃる(笑)。