賢人と行く武蔵小山ではしご酒ツアーに参加【前編】
『ムサコ』と聞いて都内近郊に住む方はどこを思い浮かべるだろうか。
俺の住む場所に近い『ムサコ』武蔵小杉は交通の便の良さもあってか最近アホみたいに
タワーマンションが建っているちょっとしたバブルエリアである。
トライアスロン関連でお世話になっている武蔵小金井も『ムサコ』である。
こちらも最近駅南側が綺麗になってかつての垢抜けないイメージから脱しようとしている。
今回紹介したいもう一つの『ムサコ』武蔵小山も再開発の波が押し寄せようとしていた。
伝説となってしまった飲兵衛の聖地『りゅえる』が完全消滅。
そこにあった名店は近郊に店を構え、新たな伝説を築こうとしている。
そんな新陳代謝激しいスポット・武蔵小山を賢人に案内してもらうという企画に参加したよ、的なエントリー。
ただし日本酒率が極めて低いので今回は番外編的な扱い。
やはりこの手の呑み屋にはキンミヤ焼酎が似合う。
武蔵小山には何度か来たことはあるが呑みに来たのはおそらく初めて。
この界隈には日本酒の聖地「酒縁川島」や「穂のか」があるにもかかわらずだ(笑)。
しかも通勤路として通過しているにもかかわらずだ(笑)。
【溝の口〜大岡山〜目黒〜溜池山王】
今回そんなムサコ初心者を案内してくれたのは森一起さん。
ライター/作詞家/ミュージシャンという肩書きながらも毎日のように
呑み歩いているという俺が目標としている自由人な方である。
初めてお会いしたのだがとても気さくで面白い方で結局3軒目までついて行ってしまった。
まずは簡単に街案内をしてもらう。
この界隈の核となる「武蔵小山商店街 パルム」の紹介。
かつては東洋一長いアーケード商店街として話題を集めていた。
今でも毎日のようにテレビロケが行われている。
とにかく活気がある。近くにもこれまた有名な戸越銀座商店街があり、
買い物や呑み食いにはまず困らないエリアであろう。
臨時休業のため、この日はお店案内のみだった「牛太郎」。
『働く人の酒場』というキャッチコピーが秀逸である。
こちらもかなりの有名店「もつ焼き 豚星」。
お店は綺麗で新しいが安くて美味い。
『りゅえる』移転店は今ならそんなメリットがある。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのご存知「晩杯屋」。その本店(仮店舗)が武蔵小山にある。
現在再開発中のビルにかなりド派手に再移転するみたいである。
その近くに最近出来た「東京MEAT酒場」。
日本一美味しいと自負するミートソースをぜひ味わってみたい。
こちらも『りゅえる』移転組の名店「鳥勇」。
この界隈はどの飲食店も賑わっていた。
街に活気があるとこちらのテンションも上がる。
さらに進むと2大とんかつの名店があると案内された。
「もち豚とんかつ たいよう」はとにかく味で勝負な名店。
そのすぐ近くの「さんきち」は価格とボリュームで勝負の名店。
それぞれ特徴がありムサコ住民はうまく使い分けているようだ。
どちらもぜひ訪れてみたい。
最初の一軒目は「たいよう」のすぐ横にある「佐一」。
外観がおしゃれすぎて『あれ、ちょっとお高めな店?』と思うが
かなりリーズナブルな価格で呑み食いできる。
ただし元鮨職人の大将が紡ぐ肴は絶品。
こちらも『りゅえる』移転組。どうりで店が綺麗なわけだ。
飲み物は今回賢人たちに合わせ、ほぼ緑茶割りで通した。
結果健康的に呑めたような気がする。
肴はすべて賢人おまかせセレクト。特に絶品の品をチョイスしてもらった。
まずはあん肝からのスタート。
なめろうは絶品。海苔で巻いて食べるスタイル。
茹でタコは柔らかく美味。塩でいただくとその甘さがより際立つ。
鰯の海苔巻き的な品。
〆鯖としま鯵だったかな?酢の加減が絶妙で美味い!
刺身3点盛り。
牛モツ煮込みも美味しかった。
わさび干瓢巻きと卵焼きまで美味しくいただいた。
結構な量いただき満足。
改めて一人で再訪したいと思った名店。
今度は日本酒軸にしっぽり呑みたいな〜。
普段全く接点のない方とのひと時もまたいい刺激になる。
さらなるディープな武蔵小山を求めて次の店へと向かう。
(つづく)