第79回多摩独酌会の想ひ出
今回は色々とやらかしてしまった多摩独酌会。
1年に2回開催されるのだがここ2年ぐらいは毎年参加している。
それゆえ酒呑みの知り合いも多く見る。
今回のやらかしはすでにエントリー済みだったフルーツマラソンと
同日開催と知らずこちらもエントリーしてしまったこと。
フルーツマラソンとは山梨の勝沼で行われるマラソン大会なのだが
ネーミングの可愛さとは裏腹に結構エグいアップダウンの激しいコースが
特徴でありゴール後に勝沼のぶどうと白ワインが呑み放題という素晴らしい
大会なのである。結局そっちも酒がらみかよ、という突っ込みは歓迎。
参加賞ももちろん勝沼産ワインである。
もう少し補足するとこの大会には「大菩薩コース」という超ドM級のコースがあり
富士山の五合目ぐらいまでの高度を残り7kmで一気に駆け上がる。
何も知らない俺は最初にこれにエントリーして酷い目にあったのは今ではいい思い出だ。
そんなことがありながらどうしてこちらを選んだかはやはりワインと日本酒を天秤にかけて
しまったら日本酒が勝ってしまう。勝沼の皆様すみません。来年は多分参加します。
乾杯酒は秋田の両関酒造がプロデュースする「花邑(はなむら)」からスタート。
山形「十四代」の高木顕統さん技術指導のもとプロデュースされた貴重な銘柄。
なかなか流通しておらずこういう場所でしかお目にかかれない。
「両関」「翠玉」も旨いがやはり比較してしまうと1段ぐらい旨さのレイヤーが違う。
「花邑」以外の銘柄もスペックアップしてもらいたい。
そしてもう少し買いやすく(笑)。
時系列的には「肉と日本酒お台場出張版 鶴齢×松の寿」よりも前になるため
今度参加しますよろしく、的な挨拶をした「松の寿」ブース。
珍しく夫婦揃っての参加。仕込み直前にもかかわらずご参加ありがとうございます。
福島「奈良萬」の東海林伸夫さん。毎回違う腕時計をしているのを俺は見逃さない。
一体いくつコレクションしているのだろうか。今度聞いてみよう。
手に持ってもらった酒は今年から扱い始めた「酒未来」。
こちらも山形「十四代」がらみの酒米である。
今回多摩独酌会初参加となる山形「米鶴」。これの燗が旨かった。
(この辺りからすでにペースが乱れはじめる)
唯一東京からの参加となる豊島屋酒造「屋守(おくのかみ)」。
ルビないと読めないよね、な銘柄。
つい最近行われた「豊島屋フェスタ」には体調不良で参加できず。
来年こそは是非!
最近グイグイきてると俺の中でもっぱら評判である岩手の「赤武(あかぶ)」。
爽快なほどに切れる後味がたまらない。
ブース横にあった鱈かまに炒り胡麻を挟んだ「ごま物語」という珍味との相性が抜群。
うめ〜うめ〜いいながらダラダラ5分ぐらいブース前を占領していた。
(これが決定打となり以後の記憶が曖昧)
NEXT5から唯一参加してくれたのが秋田「一白水成」。
渡邉康衛さん自ら対応。
手に持っていただいたのは試験的に作った「短稈渡船 純米吟醸」。
短稈渡船とは山田錦のお父さん。かなりの旨さに市販化はないのか
たずねたところ米の量を確保できないから今のところ市販化は考えていないとのこと。
毎度おなじみ愛媛「伊予賀儀屋」のイケメン蔵元首藤さん。
なんか色々話をしていた気がする。
(もうこの辺り完全に記憶喪失)
恒例の「十四代」はどれだ!はほぼ2択に絞ってくれた友人答えを参考にその2銘柄だけ
飲んでみた。そしてそこからは自分で結論を出し回答。だが間違っていた(笑)。
だがこの友人は非常にいいところをついていた。『16』か『24』と教えられ
よりスッキリとした『24』を選んだ俺。正解は『16』。
ただし『24』「星自慢」は3番人気。一番人気は今回初登場の「赤武」。
俺の記憶も吹っ飛ばした恐ろしいやつ。今後に期待したい。
見事『16』を当てた友人は最後のじゃんけんで敗れ『十四代を買える権利』を逃したらしい。
そして散会後、恒例の「餃子の満州」でやたら写真を撮っていたようだ。
ただしそのあたりの記憶が一切ない。
久々に大きなプロジェクトを終えた後初のイベント参加だったため気が緩んでしまったのかもしれない。
いや絶対に「赤武」が旨かったせいだ。そういうことにしておこう(笑)。
記憶はないもののアホみたいに写真だけは撮っていたようである。
幸い変なものは撮ってなかったので安心(笑)。
最後の一枚は謎写真の中から奇跡のような一枚。
おそらく駅のホームに差し込む夕日が素晴らしく美しかったため撮ったと思われる。
酒は呑んでも呑まれるな。
酒は呑んでも呑まれるな。
大切なことなので二度書きましたよ。