読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「獺祭」と「楯野川」と「笑四季」と

先日世の中ではバレンタインデーというイベントが開催されていた。
幸いいくつか配布用チョコをいただくことができた。
ただ奇特な方もいらっしゃり気合いの入ったチョコもいただいた。
どのぐらいの見返りを期待されてるのかが怖いが。

数年前テレビで紹介されてから人気を博した「獺祭」。
あっという間に入手困難になったのは記憶に新しい。
今では年間5万石の生産量を誇る新工場も稼働して供給も安定してきた。
使用する米は山田錦のみ。全ての製品が磨き50%以上というシンプルな商品構成。
磨き50%の一升(1,800ml)3,000円からフラッグシップの「磨き その先へ」は四合瓶(720ml)でなんと30,000円超え。

今回はそのフラッグシップ「磨き その先へ」を練り込んだチョコをいただいたので
それを食べてみたよ、なエントリー。

f:id:odayasu:20170224091744j:plain

堂島ロールで有名な「モンシェール」が「獺祭」とのコラボ商品を出していた。

www.mon-cher.com

さらにこの時期にテスト的に販売したのが「磨き その先へ」をショコラに練り込んだもの。
一粒なんと700円。自分では絶対買わないレベル。そもそも「磨き その先へ」も買えない買わないけどね。

f:id:odayasu:20170224091805j:plain

「磨き その先へ」は京橋の獺祭バーで2回ほど頂いたことはある。
実に繊細な味わいでひと口ふた口味わうたびに旨味が口の中にじんわりしみわたる。
そんな感じだったと記憶している(ずいぶん前のこと故記憶あいまい)。

f:id:odayasu:20170224091828j:plain

まずは「磨き三割九分」を少し口に含む。やっぱり旨い。甘さをきっちり出しながら酸味や苦味がうまくサポートし、
絶妙なバランスを保っている。日本酒初心者にもわかりやすい美味しさはさすが「獺祭」。それでもってしっかり日本酒の良さを出してるから日本酒呑み慣れた方も楽しめる。

その後チョコをいただく。700円を一瞬で消費してしまう。
・・・・あれ?チョコの味は強烈に感じるのだが肝心の日本酒の味わいが・・・わからない。
結論から言うと酒と一緒に、というのはこの獺祭チョコではよくないことがわかった。

後日改めてシラフの時に珈琲と一緒に頂いてみた。
濃厚なカカオの味わいの中にふんわりと感じられる日本酒のテイスト。
じっくり丁寧に味わうことで「磨き その先へ」の繊細な味を感じることができた。
今度はまた是非「磨き その先へ」そのものを味わってみたいと思った俺であった。

f:id:odayasu:20170224091902j:plain

チョコとのペアリングのために「獺祭」を購入したのが近所の「はせがわ酒店 二子玉川店」。
ちょうど山形銘酒「楯野川」を試飲販売していたので試飲してみたが、やはり一番好みだったのは美山錦で醸した「中取り 純米大吟醸」。
繊細でクリアな味わいながらもしっかり芯のあるぶれない酒質はさすが。

f:id:odayasu:20170224091936j:plain

恋繋がりでこんな酒も同時期に開封してみた。
「笑四季劇場 恋をするたびに… 第3話 逢い引きの夜に」。
もう商品自体が壮大なポエム。そして意味深なタイトル。
これまで二つの商品が発売されてきた。通称ラバーズコレクション。
「第1話 miss you」
「第2話 とどかぬ想い」
甘く切ない青春の話かと思いきや第3話でまさかの展開。
片思いの相手が既婚者?逆もあり??そもそもダブル不倫???
妄想は色々広がる。そんなタイトル通り、味わいもかなりミステリアス。
一見甘く爽やかな味わい。グレープフルーツのような柑橘系。
しかしわずかにピリッと効かせるエッセンス。
この危ういバランスこそがラバコレの醍醐味なのかもしれない。

f:id:odayasu:20170224092002j:plain理想と現実の狭間でもがき苦しむ。
それは男女間の恋愛も醸造家も同じものなのかもしれない。
そんな醸し人のメッセージが聞こえたような気がした。