稲毛屋SPイベント「十四代 白雲去来を味わう会」に参加
稲毛屋で行われたスペシャルイベントに招待されたので行ってきたというエントリー。
多忙ゆえお酒の会も「土用の丑の日SP」以降行けていないにもかかわらず
かろうじて参加することができた。
山形の「十四代」は定価での入手が困難なことで有名である。
取扱してる酒屋と仲良くなる、抽選、抱き合わせ販売、プレ値での購入など
いろいろ方法はあるが、機会があれば是非呑んでみたいと思う銘柄である。
「十四代」と言っても色々な種類があり一升2,000円の「本丸」から
四合瓶15,000円程度の「龍泉」まで様々なラインナップがある。
今回はそのフラッグシップである「龍泉」と今年から新しく出た「白雲去来」という
銘柄を呑み比べてみよう、という趣旨の会である。
それ以外にも珍しい酒なども取り揃えての飲み比べ会。
【今回の酒ラインナップ】
「十四代 白雲去来 純米大吟醸」
「十四代 龍泉 純米大吟醸」
「而今 純米吟醸 東条山田錦」
「而今 純米吟醸 吉川山田錦」
「而今 純米吟醸 名張山田錦」
「菊正宗 百黙 純米大吟醸」
「射美 WHITE」
「田酒 純米吟醸 雄町」
「つきよしの 大吟醸 山田錦」
仕込み水:「つきよしの」提供
「十四代」の最高ランク呑み比べ以外にも「而今」の山田錦を産地で呑み比べ、
関東圏では売られていない「菊正宗」の新銘柄、今年限りの「田酒」チャレンジ酒、
「射美」や「つきよしの」といった豪華な顔ぶれである。
「十四代」の「白雲去来」と「龍泉」の違いを簡単に紹介。
「龍泉」が兵庫県特A地区産の山田錦のみを使用、それを35%磨いた極上の逸品。
「白雲去来」は兵庫県特A地区産の山田錦と愛山を使用。それぞれ35%、40%磨いた酒。
両方とも極上で繊細な旨味、すっきりとした味わいで大変綺麗な味わい。
わずかに「白雲去来」の方が甘味が強く感じたかな?
正直各一杯だけじゃよくわからないが貴重な酒を丁寧に味わった。
「而今」も産地違いで呑み比べ。
「名張」は少し甘めで安定の而今テイスト。
吉川はそれをより洗練された味わいに昇華させた感じか。
東条はより旨味・酸味などのバランスが整った上品さを感じた。
どれも旨いがベストバランスは吉川山田錦を使用したものか。
スペシャル企画ゆえに肴も気合が入っている。
前菜は小骨の佃煮、枝豆2種、板わさ、卵焼き、ひげにんにくの素揚げ。
ひげにんにくは根と根も含めまるごと食べられるのだが、これがうまい!
今度晩酌用に買ってみよう。
米沢牛たたき。これだけでも満足できる。
玉こんにゃく。
合鴨焼鳥。
信州サーモンサラダ。
鰻白焼き。
里芋煮物。
「つきよしの」は杜氏はアル添に失敗したものゆえ常温で半年ほど寝かした逸品。
結果程よい“辛口”大吟醸に仕上がった。これをお燗でいただくと酸味の角が取れ
旨味がグッと広がる。煮物との相性抜群!
稲毛屋の女将秘伝のぬか漬けを存分に味わえるお新香。
これがまた旨い!
〆はやはり鰻丼。スペシャル会は鰻料理が2品。
いい酒と旨い肴。最高のひと時。
参加者の誕生日が近いとのことでお祝いも。
休日の昼間にのんびり楽しめるスペシャルな呑み会。
またお声がかかれば参加したい。