「四十代さんの持ってる十四代を呑む会」に参加【2017.10.14】

「稲毛屋」の常連の一人に「四十代」と呼ばれる方がいる。
有名な「十四代」のファンでありコレクターである。
すでに実年齢はハンドルネームを超えてしまっているがこのまま押し通す予定だそうだ。
永遠の17歳、みたいなものか。

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その四十代さんの酒をストックしている冷蔵庫がパンパンで解放したいという贅沢な悩みから、有志が集い呑み尽くそう!という趣旨の会に参加した話。

十四代」という銘柄は日本酒界のスーパースターである。
と言われ20年以上経ってもその人気は衰え知らず、いまだ入手困難な酒である。
四十代さんもここまで集めるのにかなり投資したという。
基本抱き合わせ販売(他の銘柄のもいくつか買ってくれるなら十四代売ってやってもいいよ、的な売り方)で入手しているので一本辺り4〜5万かかってるそうな。
俺にはそんなブルジョワな買い方はできないのでこのような会に呼ばれて呑むぐらいしかできない。

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ただ今回は全て「純米大吟醸」クラス。
平たく言うと米をかなり磨いて心白と言われる美味しい部分のみで造った贅沢なお酒。
会費もかなり高かったが満足度も高い。

【乾杯酒】中取り純米大吟醸 播州山田錦(限定酒)
超特選 純米大吟醸 播州山田錦 26BY
超特選 純米大吟醸 播州山田錦 27BY
超特選 純米大吟醸 播州山田錦 28BY
純米大吟醸 極上諸白 26BY
純米大吟醸 極上諸白 27BY
純米大吟醸 極上諸白 28BY
斗瓶囲 純米大吟醸 七垂二十貫 26BY
斗瓶囲 純米大吟醸 七垂二十貫 27BY
斗瓶囲 純米大吟醸 七垂二十貫 28BY

3種類のお酒を3年垂直で味わう。
乾杯酒は兵庫東条産の山田錦40%精米。
「超特選」は兵庫特A地区の山田錦35%精米。
「極上諸白」は少々複雑で麹米に兵庫特A地区の山田錦25%、
掛米に兵庫特A地区の愛山75%使用。
精米歩合は麹米50%、掛米45%。
「七垂二十貫」は兵庫特A地区の愛山40%精米。
全て兵庫特A地区のお米で醸した酒である。

保存状態も完璧でBY違いによる差もほとんどない。
甘、苦、酸のバランスがとにかく絶妙で、一口呑んで誰もが旨いと感じられるわかりやすさは秀逸。
強いて言えば同じような味わいなので次第に飽きがくることが欠点と言えば欠点か。
贅沢な欠点ではあるが(笑)。

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参加者には「十四代」ロゴ入りのうすはりグラスがプレゼントされた。
今でも大切に持っているがとにかく使いどころがない(笑)。
自宅で「十四代」呑むことまずないから。

f:id:odayasu:20180714071817j:plain肴も山形のお酒に合わせたものを提供してくれる。
こういう細かい気配りが実に嬉しい。

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米沢牛たたき。

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「悪戸いも」を使用した芋煮。

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焼鳥。

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アボガド酒盗和え。

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鰻白焼は酒呑みには外せないマストアイテム。

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最後は定番、鰻ひつまぶし。
夢のようなひと時を満喫。

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と、ここまでは良かった。
週末ということもありついつい二次会に行ったのが運命の分かれ道。
参加者オススメの十条のお店に。
ここでも個人ではなかなか呑めないウィスキーを存分に頂いた。

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終電間近ということで京浜東北線に乗り込んだが目が覚めたらそこは桜新町(笑)。

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タクシーで第三京浜使えばすぐ着く距離ではあるがこの日に限って工事中で閉鎖。
知っていたらそのまま野毛で一夜明かしたのに…乗ってしまったばかりにおっさん同士で深夜の下道ドライブ。高い勉強料になってしまった。

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