【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(2)
前回からの続き。今回は岡崎酒造見学篇。
直売店も兼ねていて観光客がひっきりなしに訪れる北国街道の人気スポット。
女性杜氏美都里さんはこの日は店番、旦那の謙一さんが蔵を案内してくれた。
ここからは一般の方は入れないエリア。
大きい和釜。
造りの効率を上げるため積極的に設備投資をしていきたい謙一さん。
対して今までこれでやってこれたからと必要以上の経費を嫌う美都里さん。
経営の難しさをポツリとつぶやきながら説明しているのが印象的だった。
本当はサーマルタンクも導入したいそうな。
神聖な麹室は外観だけ。
今年から導入するのがヤブタ式の絞り。よりフレッシュに効率良く絞れるのだが
最初のうちはどうしても“ヤブタ臭”が出るのを懸念していた。
何はともあれ今年からの「信州亀齢」にも期待したい。
真新しいヤブタ用のパネル。ここに酒粕がたまり、空気に触れることなく絞れた
フレッシュな酒を抽出することができる。
貯蔵庫は数年前にリフレッシュされ完璧な温度管理を実現。
売店でも売られている酒粕。
少しでもいい酒を、少しでも妻の負担を和らげたいと思う一心で
積極的に色々な蔵見学をし、良さげなものはどんどん取り入れていきたいと
いう謙一さんの話は止まらず、岡崎酒造の隣にある「ルヴァン信州上田店」で
引き続きお話を聞くことに。
この雰囲気ある蔵は岡崎酒造のもので店舗用に貸し出しているとのこと。
天然酵母パンでおなじみのパン屋は富ヶ谷にもセンスいい店舗があるが
こちらもまた素敵な店内。2階がカフェスペースになっている。
そして謙一さんの話は止まることがなかった(笑)。
情熱的な謙一さんとのひと時も終わり、上田城までクルマで送ってもらうことに。
こちらは蔵の裏側の駐車スペース。
そこに止まっていたひときわ存在感を放つクルマを発見。
聞くとルヴァンのオーナーが所有するクルマで実際にこれに乗って通勤しているようだ。
あまりにも綺麗にメンテされていたので思わず写真を撮ってしまった。
無許可ゆえナンバーだけは加工させてもらった。
それにしてもいいセンスしてるな〜。
最後に美都里さん&謙一さんの記念写真を。
350年続く老舗酒蔵の伝統を守ろうとする若いお二人。
これからもいい酒を造り続けたい、
その熱い情熱を感じたひと時であった。
(つづく)