「而今 純米吟醸 東条山田錦」と「而今 純米吟醸 吉川山田錦」【2017.9.10】

またこの時期がやってきた。
今年も「而今」から山田錦を使用したスペシャルな2銘柄がリリースされた。
原料米に東条産山田錦を100%使用した「而今 純米吟醸 東条山田錦」と
吉川産山田錦を100%使用した「而今 純米吟醸 吉川山田錦」である。
共にお米の違いのみで精米歩合(50%)や酵母、造りは一緒。
同じ兵庫県特Aランクの山田錦ながらも微妙に味わいの違いを楽しめる。

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蔵元のコメントとしては“優等生な味わい”の東条産山田錦
“少しやんちゃな”の吉川産山田錦とのこと。

早速「稲毛屋」に入荷したとの情報を得た翌日のランチにお邪魔した。

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店内には知っている酒マニアな方もちらほら。
その日は「日本酒オーシャンズ」というイベントがあったため、
乗船前に味をチェックして大西氏に報告するためいらっしゃった方も。

しかもカウンターお隣には「仙禽」の栗橋さんもいらっしゃった。
(すっかり話し込んでしまいすみませんでした…)

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三重県名張山田錦を100%使用した「而今 純米大吟醸」も加えて3種呑み比べをしてみた。
ただしこちらは精米歩合が40%なので参考出品扱い。

而今 純米吟醸 東条山田錦
確かに全体のバランスはピカイチ。吉川と比較するとインパクトに欠けるがそれだけ
全てがキチっとまとまっている。冷えた状態だとわかりづらいが少し常温に近づけると
秘めていた力強い一面を垣間見ることができる。

而今 純米吟醸 吉川山田錦
力強い味わいを冷えた状態からでも感じられる。甘味、酸味、苦味のメリハリが秀逸。
3種の中では一番酸味を強く感じられるのでキリッとした味わいが好きな方はこちらがいいかも。

而今 純米大吟醸
甘さを軸にスッキリとした味わい。さすが純大吟。クリア感は3種の中でピカイチか。

かなり微妙ではあるが味を違いは体感できる。
ただしブラインドテストされたら当てる自信なし(笑)。

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久々のお酒の会以外での「稲毛屋」なので自らセレクトした肴も楽しむ。
鰻串4種をまずは満喫。肝とレバーはタレ、小骨とヒレは塩。

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未食だった定番メニュー・もずく酢を味わう。
ワイルドな食感のもずくは食べ応えあり。

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ミニ蒲焼は蒸さずに直接焼く関西風をセレクト。

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少し呑み足りなかったので「燦然 山廃純米雄町」を追加セレクト。
山廃仕込み初チャレンジとのことだがきっちり仕上がってると感じた。
山田錦もいいけど雄町米もいいよね、という結論に。
そして昼呑み万歳!

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