第36回鈴木三河屋オリジナル頒布会(7〜10月分)を愉しむ

前回は6か月分を冷蔵庫に氷温ストックしておき一気に開封、
仲間で楽しく屋外で味わうイベントを開催した。

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今回は基本に戻りじっくり自宅で独り酒。
ただここ最近忙しかったため7〜10月分まとめてのレビュー。

【7月分】

純米吟醸 山田錦自家栽培米 鈴木三河屋SP 27BY(永山本家酒造場 山口県宇部市
酵母や造りの違いによる変化球のお酒ではなく、直球でストライクゾーン真ん中に投げたい。
その想いを自社の山田錦を使って表現しました。

花巴 NEW HANATOMOE 無濾過生原酒 27BY(美吉野醸造 奈良県吉野町
今期初試みのお酒です。酵母無添加の山廃ですが、アルコール度数は13%と軽めに仕上げてあります。
爽やかな味わいをお楽しみ頂けます。

鈴木三河屋の“羅針盤”である「貴」と超個性的味わいの水酛でおなじみの「花巴」。
まだ暑い時期だったのでどちらも冷酒でいただいた。
「花巴」は冷やして呑んだ方が爽快感がより感じられていいかも。
「貴」は少し常温に近い方がより旨味を感じられて良かったかも。
ただどちらも一瞬で空けてしまった。旨すぎ。

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【8月分】

山形正宗 純米大吟醸 秋津産山田錦 火入れ 鈴木三河屋SP 27BY(水戸部酒造 山形県天童市
兵庫県東条・秋津産の特A山田錦で醸しました。15年使用の山田錦の中で一番品質の良い米であると蔵元は語ってくれました。深くまろやかな味わいとキレのある旨さをお楽しみ頂けます。

播州一献 純米 山廃火入原酒 雄町 鈴木三河屋SP 27BY(山陽盃酒造 兵庫県宍粟市
膨らみのある甘みとキレのある酸を壺阪杜氏が演出。蜜を感じさせる上品な甘みと柑橘思わせる酸があります。
冷やした時のシャープさと45℃の柔らかな舌触りをお楽しみ頂けます。

山田錦でも特Aクラスになると価格も高い。
かつては大手酒造メーカーが独占していたが最近では中小の蔵でも入手できるようになってきたみたいだ。
そんな特上の酒米を贅沢に使用した「山形正宗」。
対して「播州一献」は岡山雄町を山廃で無濾過原酒に仕立てた逸品。力強い味わいで冷酒でも燗でも安定感
ある味わいが印象的であった。
どちらも鈴木三河屋SP版ゆえじっくり味わった。交互に呑み比べると面白かった。
個人的には禁断のミックスが最高に良かった。

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【9&10月分】

木戸泉 純米生詰 山田錦 仕込15号 鈴木三河屋SP 27BY(木戸泉酒造 千葉県いすみ市
春先にご用意した同じお酒の火入れバージョンです。
春から秋への熟成の成長の様子をお楽しみ頂ければ幸いです。

七田 純米 山田錦75%ひやおろし 鈴木三河屋SP 27BY(天山酒造 佐賀県小城市
県内産の山田錦を使用して、弊社用に醸して頂きました。
低精白ながらも丁寧に醸した、山田錦の醍醐味を味わえる逸品です。

超王祿 純米無濾過本生 東出雲産山田錦 26BY 仕込34号(王祿酒造 島根県松江市
地元の米で酒を造りたい。杜氏になったころの丈径さんの夢でした。
超王祿の中で1タンクのみ丈径と同じ地元の米で醸しています。
そのお酒を特別にご用意いたしました。

日高見 純米吟醸 弥助 27BY(平孝酒造 宮城県石巻市
鮨王子と業界内から呼ばれる鮨好きの蔵元が、それに合わせるために造ったお酒です。
透明感あるなかにほのかな余韻。お魚が引き立つお酒です。

贅沢に2か月分一気に味わう。
「木戸泉」安定の酒質、ブレない味わい。この酒の真骨頂はやはり燗。
全体の調和がガッシリはまり癖のある独特の味わいが程よいアクセントになり最高に旨い。
呑み飽きしないダラダラ呑める酒とはまさにこれ。
「七田」開封したては繊細な味わいでイマイチ物足りなさを感じたが4〜5日経過してからの味のノリが最高。
派手さはないがどんな場面にもはまるオールラウンダーな味わい。
「超王祿」こちらはとことん個性全開な味わい。とてつもなく旨い。
強い酒質ゆえどんな温度帯でもはまるが開封したては冷酒で、
少し経過してからは燗でいただくとワイルドな酸味の余韻を堪能できる。
「日高見」どの温度帯でも旨いがやはり燗にした時により味の輪郭が見えてくる。
魚料理とのマッチングが最高と言われるがどんな料理にも合わせられそうな
秘めたポテンシャルの高さを感じる。

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どの酒が旨いか、何て議論は不毛である。
どんな時にどんな場面でどんな気分の時にマッチングするか。
それを瞬時に見極められ、人に提案出来るような人間に私はなりたい。

日本酒・焼酎、お酒の通販のことなら鈴木三河屋

もう二度とない!?「肉と日本酒 お台場出張版 鶴齢×松の寿」に参加してみた

先月訪れた谷中にある「肉と日本酒」。

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文字通り肉と日本酒を堪能できる人気店であるが、
現在は谷中と亀戸にしかないため予約を取るのが難しい。
今回醍醐グループと2つの蔵元がコラボして特別な「肉と日本酒」に参加することができた。
題して「肉と日本酒お台場出張版 鶴齢×松の寿」。
おそらく二度とないであろう「肉と日本酒」の豪華版。

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なぜ「鶴齢」の青木酒造と「松の寿」の松井酒造とがコラボしたのかなど詳細はよくわからないが、
かなり珍しいイベントであることには変わりなく早速申し込んでみた。

場所はデックス東京ビーチ。かなり久しぶりにゆりかもめに乗った。
当日はあいにくの雨模様。夜景写真もこれだけ。

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イベント自体は室内ゆえ全く問題なし。
舞台は「醍醐 お台場・デックス東京ビーチ店」。
こちらは通常の焼肉店であるがこの日だけ個室を貸し切り、
1日限りの肉と日本酒を堪能してしまうという蔵元主催のイベント。

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入り口の冷蔵庫には肉と「鶴齢」「松の寿」がディスプレイされていた。

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日本酒のラインナップ。
全部で16本。
「鶴齢」は新潟銘酒。
大吟醸生原酒 山田錦48%精米
特別純米 秋あがり 雄町55%精米
純米吟醸 山田錦50%精米
純米吟醸 越淡麗55%精米
特別純米 美山錦55%精米
特別純米 寒熟 五百万石55%精米
・山廃純米 越淡麗70%精米
本醸造 五百万石62%精米

大吟醸生原酒」「特別純米 秋あがり 雄町」「純米吟醸 山田錦」が安定感ある旨さ。
燗にした「特別純米 寒熟」もよかった。

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「松の寿」は栃木銘酒。
大吟醸 袋吊り荒走り 山田錦40%精米
純米吟醸 無濾過生原酒 雄町55%精米
純米吟醸 山田錦50%精米
純米吟醸 ひとごこち55%精米
特別純米 美山錦58%精米
・純米八割八分 とちぎ酒14 88%精米
・山廃純米 五百万石55%精米
本醸造 男の友情 あさひの夢65%精米

こちらも「大吟醸」「純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」「純米吟醸 山田錦」がよかった。
だいたい対比できるように近いスペックで呑み比べ出来るのもよかった。

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ハロウィンが近いこともあり仮装した参加者多し。
蔵元もノリノリである

f:id:odayasu:20161030190917j:plainそして宴は始まった。まずは大吟醸で乾杯。
飲み物は日本酒と仕込み水のみ。

f:id:odayasu:20161030191200j:plain肉は完全に特別仕様。明らかに気合が入ったクオリティ。
谷中「肉と日本酒」で出される肉より数段レベルが高かった。
ってか見た目からしてすでに違う(笑)。

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きちんと安全基準を満たしたユッケは絶妙な旨さ。

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タンも2種類。

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サシの綺麗な見事な肉。そしてこの厚さ。

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肉の花も綺麗に咲いていた。

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この後のホルモン皿を撮影し忘れたものの納得の内容とボリューム。

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希望者に提供されたミニ牛丼。これまた絶品。
特にタレが美味かった。
酒が進む進む(笑)。

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〆の冷麺まで美味しく平らげた。
シェアするのに一つしかない卵やチャーシューの扱いに困ったが(笑)。

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この後デッキにて記念撮影。悪条件な環境ながらもカメラやレンズの性能と
補正の威力を駆使してなんとか撮れた。ストロボ持ってくるべきだった…。

最高の企画とロケーション。最高の肉と日本酒。
素晴らしい会に参加できてとても幸せなひととき。
第二弾、期待しております!

「鶴齢」青木酒造:

www.kakurei.co.jp

「松の寿」の松井酒造:

www.matsunokotobuki.jp

久々の聖地「つくしのこ」で日本酒と肴を堪能

『日本酒の聖地』と呼ばれるところは都内でもいくつかある。
酒屋だったり地域だったりお店だったり。
今回は久々に訪れた居酒屋「つくしのこ」のお話。

odayasu.blog96.fc2.com

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ここは限られた人しか電話番号を知ることができないため、
予約権ある人間にお呼ばれしないと行くことができない。
久々にお声がかかり先月1年半ぶりに再訪。

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やはりここは落ち着く。料理はすべておまかせ、お酒は好きなものを
オーダーすればトオルさんが最適な状態にしてくれる。
燗にしても最適な温度帯に調整。
もちろん料理に合わせたオススメのお酒を、ってオーダーも可能。
やったことないけど。

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それでお一人様たったの5,000円。よほど呑まない限り追金はない。
このすべておまかせ感覚が心地よい。
ゆえに予約困難店になってしまったわけだが。

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乾杯は獺祭のスパークリング。最近は違うパターンもあるらしい。

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通常は酒が入った4号瓶に手書きのラベルが巻きつけられているものを
渡されるだけだが時々撮影用にと瓶も出してくれた。
このおもてなし感もまた心地よい。

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個人的に気になる酒「射美」も瓶を持ってきてくれた。
この裏ラベルを読みながらチビチビやるのが楽しい。

f:id:odayasu:20161028095138j:plain裏ラベル書きおこし。

父親は、食べる前に醤油をかけて、母親に怒られます。
私は、食べてから醤油をかけて、妻に怒られます。
低アルコール酒が、主流になりつつありますが、
今回の吟撰72(なツゥ)は、20%近くあります。
私の好みです。すいません。
飲み方は、お任せしますが、最初は冷やで原酒のまま
一口飲んでほしいです…。その後、お好みでロック?水割り?…。
お任せ致します。なんとなく、母親と妻の気持ちが分かる気がします…。
BY27『射美』は、吟撰で始まり、吟撰で終わりです。
良い夏を!

いいライナーノーツだ(笑)。

f:id:odayasu:20161028095203j:plain而今」も呑める。

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そして秋といえば秋刀魚。なぜか身をほぐすところを連続撮影(笑)。
この辺りから記憶が曖昧に。

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〆の冷麺まで美味しくいただく。

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最後は呑んだ酒のラベルを撮影。
広島率多めなのは多分カープが優勝したからか?
新政No.6は瓶ごともらったためラベルの代わりに写真で。

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次は鴨鍋の時期に訪れたい。
どなたかご招待ください!(切実)

肉と日本酒を堪能できるその名もズバリ千駄木「肉と日本酒」に初訪問

吉祥寺「肉山」プロデュースの「肉と日本酒」にようやく行ってきた。
今年4月にオープンしてから複数の方からお誘いがあったものの、
タイミングが合わずようやく9月になってから初訪問することができた。

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千駄木駅から数分の場所にある。

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近くに銭湯もあり、さっぱり風呂上り後に楽しむこともできる。
呑み喰い後に風呂に行った猛者もいたがそれもまたいいだろう。
ただし自己責任で。

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店内には日本酒の空き瓶がずらりと並ぶ。

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多くの漫画家から愛される肉山テイストを感じられるポスター群。

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都内に数店舗ある「醍醐」系列のお店ゆえ肉の品質は間違いない。

daigo-international.com

実際かなりハイレベルな肉を堪能できた。

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日本酒は都内4つの酒屋が肉に合うものを厳選。
「四谷 鈴傳

suzuden-sake.com

御徒町 ふくはら酒店」

www.fukuharasaketen.com

「吉祥寺 大阪屋」

onts.exblog.jp

「府中 中久」※公式サイト不明。

個人的には「大阪屋」のセレクトした酒が好みなのが多かった。

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肉のコースと日本酒&瓶ビールが呑み放題というわかりやすいシステム。
飲み物はセルフ、コップは2つだけ。

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呑み食べ残し厳禁など細かいルールはあるがそんなに厳しいわけではない。
ただ最低20名からの貸切専門ゆえ人数確保と管理役の幹事は本当に大変だと思う。
(俺は誘われたら参加して呑むだけの人・笑)

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肉はテーブル毎に運ばれ、客は順番通りに焼く。

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燗もセルフで出来る。

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f:id:odayasu:20161027060839j:plain〆は冷麺。その前にセルフで牛丼も満喫(卵は別料金)。
今回は昼酒ゆえ安心して炭水化物も食べられる。
美味い肉と酒を昼から堪能。

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最近ではさらに少人数で楽しめる「リトル肉と日本酒」も亀戸に出来たらしいので
そちらも機会があれば訪問してみたい。

ただその前にスペシャルな「肉と日本酒」が俺を待ち構えていた。
(なぜか続く)

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【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(6)

ようやくこれで終わりな上田蔵見学旅行記。
今回は若林醸造の蔵見学から上田駅に戻ってきて
昼食とって帰るだけのおまけ的な内容。

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前日の「刀屋」についでまたもや蕎麦を食べることに。
上田駅すぐ近くにあるビルの地下へ。
「東都庵 駅前店」。

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すべての予定を無事に消化したチーム稲毛屋。
昼麦酒で乾杯。

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昼時ということもありそこそこ混んでいたが並ぶほどではなかった。
もう行列はいいです(笑)。

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六文銭蕎麦という観光客狙い撃ちなメニューをオーダーしてみる。

実際いろいろな味を堪能できてよかった。

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名物なめこ蕎麦。

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ボリューム満点で食べ応えあり。

f:id:odayasu:20161022104228j:plain天ざるそばも美味しそうだった。

f:id:odayasu:20161022104123j:plain午後はのんびり市内観光、と思ったが遅い時間になればなるほど
座席に空きがなかったため、直近の新幹線を押さえ僅かな時間で
駅周辺をウロウロしてみた。

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今度はじっくり一人旅で訪れてみたい。
まとまった休みと金があればだが(笑)。

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もらいものやお土産ものなど。

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上田名物「美味だれ」。
ニンニクがガツンと効いた美味しいタレ。

www.oidareyakitori.jp

f:id:odayasu:20161022101644j:plain前日の懇親会にも唐揚げのタレとして供されたのが
気に入り買ってみた。
あまり家で揚げ物食べないため2か月経過した現在でも
稼働率低めではあるが地味に活用している。

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若林醸造謹製の甘酒。最近のブームでいろいろな種類の甘酒を
入手しやすくなってきたもののこちらは地元でないと買えない。

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ラブレ菌発酵とフルーツ風味と萌えイラストとでお土産要素抜群。

f:id:odayasu:20161022101718j:plain銘酒と城とローカル線と地元の名物を愛でる旅も無事終焉。
そしてその記録ブログも2ヶ月後にようやくまとめ終了(笑)。

【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(5)

若林醸造の蔵見学編。

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基本は地元で販売する日本酒「月吉野」と甘酒、ジュースの販売。

特に最近は甘酒ブームで米麹が足りなくなるほど売れているらしい。
そんな主力商品とは別に自分が造りたい酒を追い求め、若林真実さんがたった一人で
黙々と醸している酒こそが「つきよしの」というひらがな表記の銘柄である。

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一人ゆえ造れる量に限界はあるものの今年から結婚され旦那さんも協力して
さらに石高は増える予定。新酒が待ち遠しい。

f:id:odayasu:20161016012635j:plainサーマルタンク以外は基本に忠実な設備がメイン。

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今は使われていない佐瀬式の槽搾り。

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「つきよしの」銘柄は全て斗瓶採り。

f:id:odayasu:20161016012613j:plain甘酒やジュース用の打栓機。

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蔵には直売店もある。この日はお休みだったが特別に見せてもらった。

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辛口吟醸はここでしか購入できなかったが後日都内の酒屋にも納品されることに。

f:id:odayasu:20161016012742j:plainここまでは順調に予定通り進んでいたが、狙っていた電車が駅に向かう我々の目の前を通過(笑)。
次の電車が来るの一時間後なんですけど…。

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駅周辺には住宅以外何もない。

ポケモンすら出現しない。

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下りの方が来るのが早かったのでどうせならと別所温泉まで行って折り返してくることに。

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結果別所温泉まで行けてよかった。

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若林醸造謹製の甘酒を売ってるところも見れたし。

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今度は温泉にでもゆっくり浸かりたい。

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少し前まで走っていた旧型車両が展示されていた。

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この丸窓が特徴らしい。

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途中の八木沢駅の看板が「八木沢まい」という萌えキャラがメインの特別版だったから
ぜひ撮影しようと思っていたが忘れてしまった(笑)。
再び上田駅に到着したところにあった立て看板を撮影することで我慢。

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駅構内にある呑み屋の看板。今回訪れた岡崎酒造と若林醸造が並んでいたので撮影。
造り手の想いが伝わるとより酒の味に深みを感じられる。
今回も天候や人に恵まれ非常に充実した旅となった。

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www.ueda.ne.jp

wakasake.wixsite.com

【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(4)

なかなか完結しないと噂の酒旅レポ。
もう10月も半ばなのにまだ8月夏休みの話題(笑)。

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信州上田の酒蔵見学の旅二日目。この日は上田市中野にある若林醸造への見学。
前日の宴で呑みすぎた俺、翌朝早起きして駅周辺を散策。

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浅草雷門ホールというド直球な建物。
調べればわかるのだろうけどのれん分けみたいなものか?

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早朝の歓楽街。これもまたシュールな光景。

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思わず突っ込みたくなるトマソン物件。

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店舗にポエムを発見。嫌いじゃないぜ、こういうの。

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かなり気になった店舗。普通に美味そうな豚料理を出してくれそう。
と、のんびり散策してたらあっという間に時間切れ。
急いで駅までダッシュして上田電鉄別所線に乗り込む。

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乗り鉄な稲毛屋三代目の希望とのことでローカル線での旅を味わう。
効率ばかり追い求める現代人にとってこういう旅も癒しになる。

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f:id:odayasu:20161015124211j:plain上田から20分ほどで中野駅に到着。そこからすぐのところに若林醸造はある。

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すげー立派な外観。いかにも酒蔵って雰囲気を感じる。

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中はもっとすげー。高級旅館かよ!

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異様に興奮した俺は写真を撮りまくる。
こういう家の子に生まれたかった(笑)。

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f:id:odayasu:20161015124436j:plainまずはここで女性杜氏・若林真実さんからお話を伺う。
若林醸造のメイン収入となる「シナノスイート」をいただく。
若干二日酔いの俺にはたまらなく美味かった。
それと同時に出品酒を造ろうとしたがアルコール添加の際、
量を間違えたため失敗してしまったという「辛口吟醸酒」をいただく。
当初はかなり酸が出てしまったらしいが常温で熟成させたことで
程よくマイルドな口当たりになっていた。

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後日別の機会でお燗でいただいたがぶっちぎりに美味かった。
全然失敗作じゃないよ。ってなわけでもうちょっと続く。

【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(3)

今回は蔵見学の合間、観光と女性杜氏2名との懇親会。

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岡崎酒造の謙一さんに上田城近くまでクルマで送ってもらったチーム稲毛屋。
真田丸」に沸く上田市の熱気を感じるべくその本拠地に突入してみた。

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難攻不落で有名な上田城天守閣的なものはないが大河ドラマ効果で観光客が凄い。

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ついでに「ポケモンGO」にも全力で乗っかるこの慈悲深さ。

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外観見ただけの「真田丸大河ドラマ館」。

f:id:odayasu:20161010125445j:plain徒歩で今夜の宿にチェックインした後、懇親会の場所までさらに徒歩で行くことに。
せっかくだから散策しておきたいしね。

f:id:odayasu:20161010125525j:plain気になったカフェ。翌朝行こうと思っていたら臨時休業だった…。

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昭和な雰囲気漂う上田の歓楽街。とにかく飲み屋だらけ。

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今回の会場はそのディープスポットよりちょい手前にある「寝ずの甚八」。
真田十勇士の「根津甚八」から…って説明するのも面倒なベタな店名(笑)。

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今年からたった一人で「つきよしの」を作った根性の女性杜氏・若林真実さん。
この時はかろうじて独身だったが9月に無事結婚し、これからますます飛躍しそうな予感。
そして三姉妹の末娘ながらも岡崎酒造の伝統を引き継いだ「信州亀齢」の女性杜氏・岡崎美都里さん。

f:id:odayasu:20161010125810j:plainこのお二人とお酒を呑みながら楽しいひと時を過ごそう、という素晴らしいひと時。

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美都里さんはお酒はあまり好きではないとのことで控えめに呑んでいたが、真実さんが呑む呑む(笑)。

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ビールをチェイサーにガンガンいくのでついついつられて呑みすぎた。

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酒は当然「信州亀齢」と「つきよしの」。ともにいい酒。

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旨い酒と肴。そして美人杜氏のお二人。

素敵なひと時を過ごしたチーム稲毛屋。
それにしても呑みすぎた(笑)。

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(つづく)

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【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(2)

前回からの続き。今回は岡崎酒造見学篇。

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直売店も兼ねていて観光客がひっきりなしに訪れる北国街道の人気スポット。

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女性杜氏美都里さんはこの日は店番、旦那の謙一さんが蔵を案内してくれた。

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ここからは一般の方は入れないエリア。

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大きい和釜。

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造りの効率を上げるため積極的に設備投資をしていきたい謙一さん。
対して今までこれでやってこれたからと必要以上の経費を嫌う美都里さん。
経営の難しさをポツリとつぶやきながら説明しているのが印象的だった。
本当はサーマルタンクも導入したいそうな。

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神聖な麹室は外観だけ。

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今年から導入するのがヤブタ式の絞り。よりフレッシュに効率良く絞れるのだが
最初のうちはどうしても“ヤブタ臭”が出るのを懸念していた。
何はともあれ今年からの「信州亀齢」にも期待したい。

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真新しいヤブタ用のパネル。ここに酒粕がたまり、空気に触れることなく絞れた
フレッシュな酒を抽出することができる。

f:id:odayasu:20161009084752j:plain貯蔵庫は数年前にリフレッシュされ完璧な温度管理を実現。

f:id:odayasu:20161009084738j:plain売店でも売られている酒粕

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少しでもいい酒を、少しでも妻の負担を和らげたいと思う一心で
積極的に色々な蔵見学をし、良さげなものはどんどん取り入れていきたいと
いう謙一さんの話は止まらず、岡崎酒造の隣にある「ルヴァン信州上田店」で
引き続きお話を聞くことに。

f:id:odayasu:20161009084755j:plainこの雰囲気ある蔵は岡崎酒造のもので店舗用に貸し出しているとのこと。
天然酵母パンでおなじみのパン屋は富ヶ谷にもセンスいい店舗があるが
こちらもまた素敵な店内。2階がカフェスペースになっている。
そして謙一さんの話は止まることがなかった(笑)。

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情熱的な謙一さんとのひと時も終わり、上田城までクルマで送ってもらうことに。
こちらは蔵の裏側の駐車スペース。

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そこに止まっていたひときわ存在感を放つクルマを発見。
聞くとルヴァンのオーナーが所有するクルマで実際にこれに乗って通勤しているようだ。
あまりにも綺麗にメンテされていたので思わず写真を撮ってしまった。
無許可ゆえナンバーだけは加工させてもらった。

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それにしてもいいセンスしてるな〜。

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最後に美都里さん&謙一さんの記念写真を。
350年続く老舗酒蔵の伝統を守ろうとする若いお二人。
これからもいい酒を造り続けたい、
その熱い情熱を感じたひと時であった。

f:id:odayasu:20161009085317j:plain(つづく)

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【2016夏の思い出】「真田丸」に全力で乗っかってる上田市で酒蔵見学(1)

少し前までは映画「サマーウォーズ」に全力で乗っかっていた印象の強い長野県上田市
だが今年はなんといっても大河ドラマ真田丸」の舞台である。

f:id:odayasu:20161008123155j:plain街中わかりやすいほど全力で「真田丸」に乗っかっていた。逆に清々しい。
今回チーム稲毛屋の酒蔵見学に同行させていただいた。
2016暑い夏の思い出エピソード2。上田市蔵見学、まずは昼食篇。

この日決まっていた予定は2件。「信州亀齢」でおなじみ岡崎酒造の見学。
そして翌日訪れる予定である若林醸造と岡崎酒造の女性杜氏二人との懇親会。
それが目的だったという邪な思いは一切ない。あくまで非公認カメラマンである(笑)。

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せっかくだからまず上田についたら名物の蕎麦でも、ということでかなりメジャーな名店「刀屋」へ。
池波正太郎フリークなら知らない人はいないほど。せっかく上田に来たのだからと行列覚悟で向かう一行。

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しかし甘かった。上田駅に着いたのが11時すぎ。そこから速攻タクシーで向かうものの既に大行列。
1時間ほどかな?と思ったが店員が言う通りしっかり2時間待たされた。
炎天下の中ひたすら並ぶ。目の前に扉があるのにここから1時間待ち(笑)。

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ようやく店内に入れた一行。もう1時間早く上田入りしていれば…と皆思っていただろう(笑)。

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雰囲気ある店内。こんな忙しい店であるがオペレーションはそれなりにしっかりしていた。

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皆別々のものをオーダー。まず運ばれてくるのはもりそば用の汁。

f:id:odayasu:20161008123414j:plain続いて真田そば用の汁。汁は別でも注文出来たのでハーフ&ハーフにしてみた。

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ここはデカ盛りで有名な蕎麦屋。それゆえ(大)と(小)とで注文してみたかったのだが
初めての人お断りと言われてしまった。足りない方は同じ値段の差額でお代わりできますって
ことだったが違うんだ、俺はただ写真を…。

仕方ないので(小)と(普)の比較写真で我慢。
ただそれなりに腹は満たされたので(大)を注文しなくてよかったと安堵。

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天ちらしは天ぷら盛り合わせ。いや〜食べた食べた。
もう行列はこりごりであるが。

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「刀屋」から最初の目的地岡崎酒造まで約1km。
腹ごなしに歩いていくことに。フォトジェニックな建物に出会えるチャンス。

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劇渋なゲームセンター。

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最高にフォトジェニックな北国街道 柳町に到着。

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電柱が少し残念だが最高に雰囲気のいい街並。

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f:id:odayasu:20161008123757j:plainここが「信州亀齢」を醸す岡崎酒造。
直売店にもなっていて観光客がひっきりなしに訪れる人気スポット。

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(つづく)

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